優秀な人ほどしっかりやっている、報・連・相の重要性

ビジネスの世界では「報連相」が今でも大事です。時代と共に細かい営業のテクニックや経営の戦略は変わります。しかし、オフィスで役立つ基本は古今東西、常に同じです。報連相とは、オフィスのスタッフに求められる事柄の頭文字をそれぞれ取ったものです。報告、連絡、そして相談の3点です。古今東西、常にこの3点がスタッフには求められており、業界や業種に関係なく、この3点を意識しておけば、目先のテクニックを学ぶよりも断然、安定したキャリアが積めます。

反対に報連相を疎かにする現場では、トラブルが頻発します。報連相は基礎中の基礎です。それだけに逆に経験豊富なスタッフの間では、報連相が疎かにされてしまう事があります。実はベテラン社員が多い現場程、実は報連相が蔑ろにされており、若手スタッフが困るという実態になってきました。

まず報告が疎かになりますと、一体オフィスの中で誰がどういった仕事を担当したのか、分からなくなります。また自分が動いた結果、プロジェクトの細部がどう変化したのか、オフィスの他のスタッフに報告しなければ、その事案が未処理のままになっていると勘違いされ、二度手間になります。

また連絡も大事です。阿吽の呼吸だけで各々が仕事を処理すると、別々の二人が同時間に、全く同じ仕事を一度に請け負ってしまい、あとで混乱する、というトラブルになります。スタッフが常日頃から連絡を細かく交わしておけば、仕事は正しく分担出来ます。

そして最後の相談、これが最も大事です。各々のスタッフが自己判断で、プロジェクトの契約などを勝手に進めてしまえば、後で取り返しがつかない結果に至ります。ベテラン社員でも、相談は大切であり、同僚や部下とプロジェクトの大きな仕事をする時は、細かくアドバイスを聞いたり、自分の考えをシェアしておき、みんなで結論を出して動かなければいけません。