サイズや重さだけじゃない、封筒を使ったDMを送る時ならではの注意点

サイズや重さだけじゃない、封筒を使ったDMを送る時ならではの注意点

封筒を使ったDMは、ハガキに比べて多くの情報を顧客に届けられるというメリットがあります。ハガキ1枚では伝えきれない情報がある時や、試供品やカタログを送付したい時などに利用されます。

封筒を使ってDMを送る時は、ハガキ1枚のDMを送る時とは異なる注意点があります。今回は、封筒でDMを送る時の注意点についてお話します。

注意点①サイズや重量によっては定形外郵便になる

pixta_70099213_S定形外郵便は、定形郵便に比べて送料が高くなります。1枚の郵便物であれば気にするほどではありませんが、大量に発送するDMだからこそ、1枚あたりの送料が高額になってしまうのは大幅なコストの増加に繋がります。

定形郵便か、定形外郵便かはサイズと重量によって決まります。50g未満の郵便物は定形郵便に該当し、50gを超えると定形外郵便になります。49gでは1通あたり送料が94円のところ、50gになったとたん120円と、送料が跳ねあがります。加えて、サイズが規格外だった場合、50gの郵便物でも1通あたりの送料が200円にもなります。規格外になるのは、縦が60cm以上あるもの、又は縦、横、高さが合計で90cmを超えるものです。DMの発送に費やせるコストを考えて、封筒のサイズや内容を決めましょう。

注意点②発送までに大きな負担がかかる

自社でDMの制作から発送までを行うとした時、ハガキ1枚送る場合に比べて、封筒を使ったDMを送るとなると、従業員に大きな負担がかかります。まず、ハガキでは必要のない封入や封かんの作業が加わります。封入を終えたDMに関しても、内容が間違っていないか、1つひとつ封筒の中身をチェックしなければなりません。最終チェックにも、ハガキに比べて長い時間がかかります。内容によってはハガキよりも嵩張るので、発送するのに人手が必要になります。

これらの問題は、DMの代行会社に作業を依頼することで解決します。DM代行会社の中には、必要な部分の作業のみを請け負っている会社もあります。

ただし、制作から完成まで一貫して任せたほうがコストメリットが大きいので、特別な事情がなければ、一貫しての対応を依頼することをおすすめします。

注意点③情報が顧客の目に入りにくい

開封しなければ中身が分からないことから、読まれずに捨てられやすいという懸念点があります。一方で、ハガキにはない「開封するまでのワクワク感」が、顧客の興味を引くという意見もあります。このため、開封してもらうための工夫をしっかりと行うことで、開封率を高めることができます。ひいては、集客や販売促進にも繋がるでしょう。

開封率を高めるための工夫としては、例えばビニール封筒を使うことが挙げられます。特に割引クーポンやキャンペーン情報などのお得な情報が見えるように資材を封入すると、開封を促しやすいです。ビニール封筒は、紙封筒に比べて低コストというメリットもあります。

ただし紙封筒は、ビニール封筒に比べてしっかりした作りなので、顧客の信頼感や安心感を得やすいというメリットがあります。こちらは顧客の興味を引きそうな情報を強調したり、目を引くカラーを使ったりすることで、開封率を高めることが可能です。